山田健一のブログ

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伊那ハッカソン振り返り

2018年8月25日、26日の日程で、「伊那ハッカソン」が行われ、それに参加してきました。

この「伊那ハッカソン」は去年(2017年)から継続的に開催されています。
2017年は3回のハッカソンがあり、今年も3回の開催が予定されています。
地域の課題解決型ハッカソンで、2日間かけて行うのが特徴かと思います。
もう1つの特徴は「事業化を目指す」という目標があること。
単に、「楽しかったね」で終わらずに、「楽しかったね。さて、これをどうやって事業化しようか?」というハッカソンだけで終わらない。むしろ、ハッカソンが出発点という特徴があります。
課題解決型なので、第2回からはフィールドワークも組み込まれています。
チーム分けは、当日行いますので、新しい出会いがあるのも楽しみです。
ありがたいことに、遠方からの参加者も多いので、地元民としては積極的に参加しています。合計5回開催されていますが、私は皆勤賞です。

今年(2018年)の開催方式はちょっと変わっていて、第1回がアイデアソン、第2回がハッカソンという2階建てのような方式でした。
第1回がアイデアソンでは、1点違いの4位で入賞を逃したので、「今度こそ!」という意気込みでのぞみました。
第1回で同じチームになった(私を含めて)3人が第2回も同じチームに集合しました。
チームは全員で6人になりました。
1人は去年のハッカソンで一緒だった人なので、初対面は2人だけですが、皆、目指す方向は同じなので、いいチームワークでのぞむことができました。

ただ、自己紹介してみると、「組み込みエンジニア不在、現役のWebエンジニア不在」という構成!
それでもやるっきゃない!
皆で相談し、2名を即席組み込みエンジニアに任命。1名は元Webエンジニアなので、Web担当、2名をプレゼン担当とし、私は、データベース担当なのかな?
今回、kintoneを初めてじっくり触りました。
kintoneのアプリは、データベース的な見方をすると、1つのテーブルで成り立っていて、(私の理解の範囲では)JOINができません。
そのため、kintoneを触るためにはkintone流の考え方が必要になります。
私達のプロダクトは「おでかけなび(仮)」。
「タクシーが簡単に呼べる」だけでなく、行動予定の共有により、乗合が容易にできる、声がけが容易にできるようになる、ひいては認知症予防になる、というものです。
ユーザーインターフェースは、とにかく簡単に、ボタン1つです。
組み込み側を軽くするために、kintoneに送ってもらうデータはデバイスID、位置情報、日付、時刻のみです。
あとから考えたら、日付、時刻はkintoneにデータ到着した日付、時刻でよければ、送ってもらわなくても良かったかな?という感じがしました。
これは、商用化のときに考えていきましょう。

さて、必要最小限のデータをメインのkintoneアプリに反映させるにはどうしたら良いでしょう?

開発中に聞こえてきた声から判断するとデータベーストリガーのようなものはなさそうです。
kintoneに送られてきたリクエストデータが入っているリクエストアプリを定期的に読み込んで、未処理のデータをメインのアプリに反映させることにしました。
私の横ではWeb担当がマップ化アプリを書いています。

いろいろ調べているうちに kintoneDotNET というものを見つけました。
これとC#を組み合わて、Windowsアプリを作るのは私の土俵です。
kintoneDotNET を触るのは初めてですが、あとは得意分野です。
張り切って作業にかかりました。

まあ、時間的制約からくる焦りがあり(言い訳)ドキュメントの読み込みが十分でなかったため、結構苦労しました。
パスワード違いでつながらない。
アプリがないと言われる。
アプリからデータは取得できたが、フィールドがないと言われる。
データのUPDATEはできるがINSERTできない。
などの苦難を乗り越えて、これらの問題はすべて解決しました。

その他、チーム全体も苦労して、出来上がったのが制限時間1分前という綱渡りでしたが、チーム全員、達成感に包まれていました。
ただし、まだ発表が残っているので、燃え尽きるわけには行きません。
私達の発表順は4番目だったので、他のチームの発表を見ながらエネルギーを充填しました。
そのおかげで、いい発表ができました。言いたいこと、やりたいことは伝えられたと思います。

結果は 3位入賞となりました。チームメンバーに感謝です。

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さて、商用化に向けての課題洗い出しをしなくちゃいけないな。。。。

ここで、ちょっとおまけです。

kintoneを触ってみての感想です。
「取っ掛かりのハードルは低い代わりに、制約があるというか、細かいことがやりにくいというか、使っていくうちに不満点が出てくるんじゃないかな」と思いました。

そのため、カスタマイズが簡単にできるというサービスも出ています。

自分たちでカスタマイズしましょうというコンセプトだと思いますが、結局、業務がわかるエンジニアが少ないのか、高いのか、というところに問題点があるように感じました。

そこで、このブログを読んでくださったkintoneユーザーの方に提案です。

山田健一なら、kintoneにきめ細かな機能を追加するWindowsアプリをお安く作ることができます。
フリーITエンジニアなので、依頼していただければ、営業経費を乗せない実費開発が可能です。
業務が語れるので、業務改善提案も同時に行うことができます。
「こんなWindowsアプリを作れば、この業務はもっと簡単になりますね。私が作ります。」
という会話ができます。

興味を持っていただけたら、連絡をお願いします。

お問い合わせ - 山田健一(フリーITエンジニア)