山田健一のブログ

業務に強いフリーITエンジニア 山田健一のブログです

.NET で使用できる帳票ツールについて(5)

私はフリーITエンジニアとして、業務分析、業務改善提案を含む設計、製造、受入検査を含む検査、システム運用開始後の運用改善提案など、様々な分野を担当しています。

「.NET で使用できる帳票ツールについて」の続編です。

RapidReport の評価報告第3回目になります。

QAフォーラムで段組帳票の作り方を教わったので、自分なりに噛み砕いて作成することにします。

前回作った 執筆書籍一覧_A4縦.rrpt をもとにして修正していくことにします。

執筆書籍一覧_A4縦.rrpt、執筆書籍一覧_A4縦.rrdtをコピーして
執筆書籍一覧_A4横 段組.rrpt、執筆書籍一覧_A4横 段組.rrdtとしておきます。

執筆書籍一覧_A4横 段組.rrptをダブルクリックして作業開始です。

用紙方向を横方向にして、ページ番号を右に移動します。

f:id:yamadaken1:20151124225816j:plain

ボディのサイズを 0 に変更し、初期逆向き指定にチェックを入れてください。
(実はこの仕組がよくわかっていません。指定しないと、望んだようには動かないので必ずしてしてください。)

f:id:yamadaken1:20151124230026j:plain

次に、ボディの下に水平方向グループを作成します。
これは、横方向に繰り返されるグループです。
配置-並べる向き に horizontal を指定します。
ちょっとわかりづらいのが、「最大件数」プロパティーです。
横方向に繰り返されるグループなのですが、データが「最大件数」を超えたら、横方向に繰り返されると解釈してください。
この帳票では 25行で次の段に移りたいので 25 に設定します。

 

f:id:yamadaken1:20151124230115j:plain

この水平方向グループのコンテントを「列見出し」に名称変更します。
この列見出しの幅により、段組の数が変化しますので、用紙の半分程度の幅(400)にします。

ヘッダーの中にある列見出し「ISBN」「書名」を「列見出し」コンテントに収まるように調整してから「列見出し」コンテントに移動します。
列見出しのテキストはy1=0、y2=20としていたので、これに隣接するように明細グループの配置-yを 20 に設定します。

f:id:yamadaken1:20151124230237j:plain

明細のフィールド幅とフォントサイズ、高さ(y2)を調整します。
明細のサイズも小さくしてください。(15とします。)(※)

これで完成です。
プレビューで見てください。

f:id:yamadaken1:20151124230345j:plain

データウィンドウの「行削除」ボタンで、右の段が消えること、「行複製」ボタンで改頁することなどを確認してください。

(※)実はこれを忘れて、ページ内に収まらない現象に出会ってしまいました。(汗)


この段組の方式はとても柔軟です。
列見出しコンテントの幅を変更して段数の変化を見てください。

続きます。