山田健一のブログ

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GPSで計測した軌跡を動画にする(GPX Animator)

EPSON SF-850 を購入したことはこのブログでもお伝えしました。

GPSウォッチとして不満はないのですが、

triathlon-lumina.com

で紹介されている「トレーニング、レースの一切を1本のショートムービーに」のような機能がほしいと常々思っていました。
ここまで高機能でなくてもいいから、走った軌跡が動画化できないかなといろいろ探してみました。

やっとたどり着いたのが、GPX Animator です。

zdila.github.io

GPX形式のデータをmp4形式の動画に変換することができます。
ただし、サイトがあっさりしているで、使い方に悩んだので、私なりの解説を書いておきます。

ダウンロード

目立たないですが「latest version.」をクリックします。

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今なら GpxAnimator-1.3.0.jar がダウンロードされます。

Javaアプリケーションなので、実行には、JRE(Java実行環境)が必要です。
JRE(Java実行環境)がない方は別途インストールしてください。

使い方

このサイトの 「Basic usage(基本的な使い方)」に記されている
java -jar GpxAnimator.jar --input track.gpx
のような使い方では、地図が表示されません。

ただし、最新バージョン(GpxAnimator-1.3.0.jar)では、GpxAnimator-1.3.0.jarをダブルクリックすると GUI でいろいろな設定ができますので、こちらがおすすめです。

GUI 操作では、オプション定義などを保存しておくことができるので、オプションを色々変えて見るには便利です。

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色々設定できますが、大体既定値で良いでしょう。
走った軌跡が描かれるように大きさなどを自動設定してくれます。
ただし、既定値では地図が表示されませんので、「Background Map」で指定してください。プロットされた地点の地図がないとエラーになるようなので、OpenStreetMap系を選択するのが無難だと思います。
「Attribution」に走った大会や練習コースを記述するのがおすすめです。
重要なのが、「Speedup」です。既定値では1,000が指定されています。
1,000倍のハイスピード再生という意味になります。例えば、4時間走った場合、4時間=14400秒なので、14.4秒の動画が作成されます。
長くても飽きるし、早すぎても速度感がわからないので、試行錯誤が必要かと思います。
「Speedup」と「Total Time」が排他指定になっていますので、「Speedup」を削除して「Total Time」を指定することも可能です。
「Total Time」は動画全体の再生時間となります(若干誤差はあります)。
ミリ秒単位で指定すると、分かりやすい表記に自動整形してくれます。

GPXファイルは右下の「Add Track」ボタンをクリックすると、GPXファイル指定タブに切り替わります。

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指定例を示します。

f:id:yamadaken1:20161116104515j:plain

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こんな感じの物ができます。フォトライフと相性が悪そうなのでfacebookの記事のリンクです。